念ずれば花開く
投稿日:2010年 12月 25日
12月 になると、毎年、新しい手帳を購入する。私はちょっとした手帳マニアなので、より良い手帳を求めて、今までに少なからぬ金額を手帳に投資している。なぜ、 それほど手帳に魅力を感じるのかと言えば、手帳が自分の可能性を広げてくれるものだということを感じているからである。
人生の内容や質を決めていくのは、誰に対しても平等に与えられている毎日の時間を、何に対してどの程度配分していくかということに懸かっていると思う。まだ何も書かれていない新しい手帳は、使い方次第で自分の人生の質を向上させてくれるものになるのである。
また手帳には過ぎていく年の記録が書かれているので、この1年間、どのようなことに自分の時間を投資したかということも確認できるのである。
何 年か前から、年の初めに、手帳に達成したいことを書くようにしている。そして年末に、それらの結果をチェックするのである。当然ながら、できたこともあれ ば、できなかったこともあるが、それらを見ていると、実現できたことは強く望んでいたことで、実現できなかったことは、できたらいいなあという程度の達成 意欲であったことに気づくのである。
『できる人間』、『できない人間』という言われ方をよく耳にするが、それは能力の差から来るものではなく、習慣や心の持ち方から来るといわれている。以 前、受験を扱った漫画『ドラゴン桜』のモデルになった予備校講師の話を聞く機会があったが、勉強ができるかどうかは持って生まれた能力の差ではなく、それ までの生活環境の中でつくられた習慣の差であると話していた。その証拠に、誰もが不可能と思っていた生徒の国立大学合格ということも達成できたのである と。
確かに勉強に限らず、「やらないからできない」という面は多いと思われる。早い遅い、上手い拙いという差はあっても、行動することで必ず成果は出るのである。
目標に向かって継続して行動するためには、行動する習慣をつくる必要がある。晩酌の習慣といった好ましくない習慣は簡単に身につくが、早起きといった、良いことではあるが辛い行動はなかなか習慣にならない。
では、どのようにして行動の習慣をつくったら良いのであろうか。そのためには直接の行動を意識するのでなく、行動の結果である明るい未来を強く意識することである。意識することで視野が開け、考えが変わり、行動が変わっていくのである。
学校でも、このような生きる術を考える教育が必要ではないだろうか。
本日のワンポイント
生きる術も教えてくれる学校は、保護者にとっても魅力的である。
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