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ダイバーシティ

投稿日:2019年 03月 12日

ダイバーシティとはダイバーシティ・マネジメントのことで、人種や性別、価値観などの異なる多様な人材を受け入れ、その多様性を生かした組織をつくることで組織の競争力を高めていこうという取り組みである。もともとは、アメリカにおいてマイノリティーや女性の積極的な採用、差別のない処遇を実現するために出てきた考え方で、その概念が広がりを見せ“多様な働き方”を受容する考え方として使われるようになったものである。

 多様性のあるメンバーで構成された組織を機能させるために必要とされたのが「組織開発」という考え方で、これがアメリカから始まったのはダイバーシティ・マネジメントを適切に行うためであった。そして最近、日本でもダイバーシティ・マネジメントという考え方が取り上げられるようになったことは、女性の活用ということがきっかけではあったが、日本の組織でも価値観や雇用形態の多様性がみられるようになったためと思われる。

 最近、大学を組織としてきちんと機能させるためには、大学でもこの「組織開発」という考え方をもっと取り入れ、組織づくりということに改めて取り組む必要があるのではないかと考えている。なぜならば、大学は教員と職員という、異なる価値観、勤務形態、ライフスタイルを持った二職種で構成されている、ある意味ダイバーシティの原型ともいえる組織だからである。