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コンパ経営

投稿日:2020年 09月 13日

日本航空の再建でも有名な名経営者、稲盛和夫氏が創業した京セラ本社には、100畳の大広間がある。そこで「コンパ」と称される飲み会が頻繁に開かれている。工場の多くにも畳の部屋が設置されていて、多いところでは年間350回ものコンパが行われているという。

 週刊誌のインタビューに答えて、稲盛氏は次のように語っている。「会社を経営するうえで、心の通じ合う関係を大切にしてきました。こうした人間関係を築くために、コンパと称する飲み会を京セラでは盛んにやってきました。上司と部下でも、信頼関係があれば、言いたいことをはっきり言えますからね。人との絆を強めるには、お互いを知り合うことがスタートです」と。再建に関わった日本航空でも同様なコンパが導入され、そこでの関係性構築、一体感の醸成が再建のエネルギーとなったとも言われている。